across the universe

英国ヨークシャーから季節のお便り

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私の9.11



10年前の今日、私はやっぱりイギリスにいた。

始めてイギリスへ留学しに来て丁度2ヵ月経った頃だった。

カレッジがあるイングランド南部の海辺の街に住んでいて、
7月から行っていた英語学校のコースを終えて、次の週にはカレッジで2年間のデザインコースが始まる予定で、
特にすることもなくぶらぶらしてた中途半端な時期だった。

その頃は英語学校にまだ友達が残っていたのと、経営者の英語教師カップルと仲が良かったので、
コースが終わってもしょっちゅう学校に顔を出していた。
丁度11日の午後もコミュニティールームでみんなとたむろしていたら、経営者の奥さんの方が部屋に入ってきて、
「Have you got the news?」とちょっと焦点が合わない感じで、誰にという訳でもなく言い放った。

まだ英語がいまいちだった私は、これが「ニュース聞いた?」という意味だとすぐ理解できなくて、
何かこれからアナウンスをするのかな~、と思ったのを覚えてる。

みんなでテレビがあるコンピュータールームに移動したら、
15インチくらいのブラウン管テレビの画面にツインタワーが炎上するライブ映像が流れていた。

プレビューで飛行機が突っ込んでいく様子が映って、最初は事故かと思っていたら、
2機目がぶつかる映像が続いて、初めて誰かが故意にやったことなんだと理解できた。

しばらくは「なんだか映画を見てるみたいだね、、、」とか、
その時はまだショックだけど大きな火事を見てるぐらいの感じで話をしていたら、
突然一つ目のタワーが砂埃をたてながら崩れ、みんなその場で息を飲んだ。

泣くとか、叫ぶとかそういう人はいなかった気がする。
その後はただ沈黙だった。

犠牲者が何人という話は具体的には出ていなかったけど、あの砂埃の中にたくさんの人が入っていたというのは明らかで、
その事実が重すぎて、何が起こっているのか頭が理解できなかった。

2棟目が崩れるのも見たんだと思うけど、記憶にない。


この日から2週間くらいは、暇さえあればニュースを見ていた気がする。
当時はフラットにインターネットもなくて、日本語の情報を手に入れる手段もなく、
難しい英語を理解するために、何度も何度も同じニュースを見た。

フラットメイトからは「またJuriyがお気に入りのテレビ見てる」とか言われたけど、
ネイティブの彼には、私が不安で何とか状況を理解しようとしてるのが分からなかったのかも。

9.11の後しばらくは、次はロンドンが狙われるっていう噂が飛び交って、
友達から「財布を落としたら、とっさに拾ってくれた人から『もうすぐロンドンでテロがあるから気を付けなさい』って耳打ちされた」
みたいなことを聞いたり、攻撃対象になりうる(実際なった)イギリスは騒然としてた。


この間ノルウェーであった爆弾、銃撃事件の直後、
ニュースで、「今回の事件でノルウェー人は'innocence'を失った」と言っていた。
直訳すると「純粋さを失った」だけど、当たり前のように平和で暮らしていけるという確信を失った、っていう意味だった。

私は9.11の後まさにこれを感じた。
もう世界は今までとは変わってしまうんだ、っていう漠然とした不安があった。

テロからひと月もしないうちに、どこから湧いて出たのか分からない「アフガニスタン」に攻撃をする、という話が出てから
誰も議論をする間もなくアメリカとイギリスが紛争を始めることに同意した時、
その不安は倍増して、私は戦争をする国に住んでるんだと思った。


今でも毎日イギリス人兵士はアフガンで亡くなっていて、
天気予報みたいに「どこどこ隊のだれだれが、簡易爆発物で殺されました」っていう日報をしてる。






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家族のかたち


つづきはまた!
とか言ってなんだかずいぶん時間が過ぎてしまいました。

大学関係の提出物と(まだぜんぜん終わってない、、、)
夏休み色々が重なって、なんだか落ち着いてブログを書くタイミングがなかった。

博士のくせに夏休みってなんだ、というあたりはまた次回辺りに明かされます。


耳の手術は再来週にすることになりました。
思ったより早かったけど、それでも聴力検査から1カ月半さらに待たされた。

予約の「お手紙」は結構早く届いたんだけど、すんごい気になるのが「全身麻酔でやります」の記載、、、、。
子供じゃあるまいし、日本で鼓膜チューブごときで全身麻酔とか聞いたことないんですけど。

とことん信用がおけないので、というよりイギリスは日本にも増して医者の当り外れが多いから、
麻酔から起きなかったら、、、とか、寝てる間に失敗されたら、、、とか考えるんだけど、
無理に局部麻酔でやってくれって言って、慣れないことで麻酔がきかなかったり、
それこそ失敗されたりしてもいやなので、最終的には信じて任せるしかないんだけどさー

不満、、、、、、


あーそうそう、次回につながる、って話はですね、

ヨークにある総合病院の耳鼻科へ検査に行ったんだけど、日英関わらず大病院は迷路みたいで、
方向音痴の私とハニーが15分もぐるぐる病棟を回ってたら、向かいから歩いてきた女の人とハニーの目が合って、
お互い驚いた感じで「ハロー」と交わす中、ちょっと微妙な空気を感じて、「元カノか?!」と勘ぐった私。

その場はお互いそそくさ離れ、またしばらくぐるぐるを繰り返して耳鼻科に着いて、
何も考えずに待合席に座ったら、その女の人が隣に座っていて、
微妙にピリピリした空気を放ちながらも(彼女が)ハニーと世間話を始め、、、、
聞き耳たててやっと、ハニーの親友リッチーの元嫁だってことが分かった。

二人はつい先日離婚が成立したばっかりで、ハニーは終止親友の見方をしてたから、
冷た~い空気はその為だったのね~。

この嫁の話は前からよく聞いていて、元夫婦の間には4人子供がいるんだけど、
みんながお母さんについていくことに心を痛めた長男がお父さんと住むことを選んだら、
14歳の息子に対して「じゃ、さよなら。いい人生を」と言い放ったり、

次男もその後、離婚成立直後に「婚約」したフィアンセが暴力を働いて、
児童相談所からお父さんと住むように、って通達を受けてからは、もう自分の子じゃないような扱い。

すごい悪どいイギリス人の中年女をイメージしてたんだけど、
実際は小柄でスリム、金髪で小奇麗な人だった。

だから次々男がひっかかって金をせびられるのね~、と。

10代に最初の子供を産んでから、一度も仕事もせず、
政府と元旦那から養育費としてせびったお金で大きなお家に住んで、海外旅行にも行って、てな暮らしをしていて、
(イギリスには、ハニーの元嫁も含めそういうシングルマザーが大量にいる)

ちょっと前まではリッチーの財産をどこまで取れるか、弁護士を通してやたらさぐりが入ってたのが、
ぱったり止まったと思ったら、離婚交渉をしてる時からとっかえひっかえしてたうちの3番目かなんかの彼氏と知り合ってすぐ婚約して、
その人の持家があるヨークの隣町へ引っ越してた。子供たち、学期も半ばで転校?おかまいなし??

新しくお金をせびる相手ができてたのね~。


この親友元夫婦、お互いの連れ子を含めて7人の子供、更にその子供(母子そろって10代で出産、これもよくある)がからんでいて、
何度聞いても何がどうなってんだか分からなくなるので、家計図を書いてみた。

結構すごいことになってたから公開!

5949.jpg

子供の二人はリッチーと、二人は元嫁と住んでる。
デビルのフィアンセ側に子供がいるかは不明。
リッチーの方も新しく彼女がいて、そっちもこじれてるからもう大変。



ちなみにうちは、、、、。
100_5948.jpg
比べるとシンプル!

まあ私に子供がいないからね。
ハニーにも元嫁にも他に子供がいないし、最近のイギリスの家族としてはこんがらがってない方なのよ、これでも。

子供たちも最近のイギリスの子にしては真っすぐ育ってるし、
私のことは「お父さんを幸せにしてくれる人」っていう位置づけで見てくれて(ると思う)、
こっちも継母になってなつけてやろう、みたいな無理な努力もしなかったから、いい距離感でうまいこといってる。

ハニーは、出会う前に私が持ってた「彼氏に求める条件」をことごとく満たしてなく、
自分でもなんでここに落ち着いたか?と思うんだけど、

これまでに付き合った誰より私のことを理解してくれて、サポートして、甘やかしてくれるんで、
子供がいることで実務的に大変なことを差し引きしても、ちょっとお釣りはでるかなー。
(ちょっとだけ、やっぱり大変なこともあるから!)

でも誰と付き合ってても大変なポイントはあるから、
最後は自分が幸せかどうか、でいいと思ってるんで。

うちらみたいなカップルは、ハニーがタイに行って花嫁を買ったんじゃないとか、
私がビザの為に騙してるんじゃないかとか(だったらもっと条件がいいのを選ぶし)、
そういう偏見の目で見られるのはしょっちゅうだから、
人が言うことは気にしないで楽しく暮らしていきたいと思いまーす。




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Jaro

Author:Jaro
「お世話になった設計事務所を辞め、家族と友人に後ろ髪を引かれつつ勉強+骨を埋めに英国へ行って参りま~ス」してから早7年。
相変わらず行き当たりばったり、流れに任せて生きる。
今年こそドクターになるぞー、、、

片割れ: ハニー
継子1: 太郎 (20)
継子2: 花子 (18)
継子3: 芳江 (14)
継犬:ブリンダス・エバンス(享年13才)

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