across the universe

英国ヨークシャーから季節のお便り

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目の前のコブ



ハニーの元嫁ウィッチは同じ町内の、家から角を曲がってちょっと歩いた辺りに住んでる。

まー元々はハニーの家だったんだけど。

子供のために頑張れるだけ我慢して、限界に達した7年ほど前にウィッチに「もう無理」と宣言した後も、
まだ小さかった子供と離れたくなくて、離婚が成立するまで2年は家庭内別居をしてた。

その間にもウィッチは新しい彼氏を作って、ハニーがまだ住む家にお泊りさせようとして、
子供たちを混乱させたり、家庭裁判では母親によほどの非がない限り、
女性保護の手厚いイギリスで、家も子供も手当ても養育費もはぜーんぶもらえることを知ってたので、
裁判官の前で涙を流し、明らかに「非」の部分である「新しい彼」については、子供のことを考えて関係を終わらせたと
切々と語ったりしていた。

ハニーは本気で自分の方が良い親になるって信じてたから、2年間親権を争ったけど、
最後は時代遅れのじじい裁判官に「そんな女の仕事をやりたがってないで、まともに生きろ」と言い捨てられて、
家と子供と犬まで取られちゃったんでした。

ウィッチはさらに「夫婦間での借金は全部夫側にいく」っていうすばらし~条件も知っていたので、
離婚成立前に何枚ものクレジットカードを限度MAXまで使って、ハニーに莫大な借金を負わせた挙句、
「夫に捨てられた」っていう構図はどうにも見栄えが悪いので、町中に「家庭内暴力があった」だの「浮気された」だの
あることないこと言いふらした。

そんでもって、早急に引っ越さないと法的処置をとる、っていう裁判所の判決が下り、
号泣する子供たちを残してハニーが家を出た3日後、バーミンガムから別れたはずの「彼氏」が荷物をかかえてお引越ししてきたんでした。


と、まーこの辺まではハニーと知り合ってすぐ聞いてはいたんだけど、
別れた夫婦間のことだし、片方の話だけ聞いても真実は見えないから、直接的に知らないウィッチのことは、
一緒になって憎むでも悪く言うでもなく、そーなのねー、ひどいのねー、くらいに話半分に聞いてた。


が!!!!


歯車が狂いだしたのは半年ほど前。

毎週月木は夕飯を食べに、隔週末はお泊りに3人やってくるのが決まりだったのが、
「彼氏」とウィッチの仲が微妙になりだして、大喧嘩が勃発すると、子供たちがとっかえひっかえ家に避難してくるようになった。

ちなみに「彼氏」は、原因不明の頭痛持ちということで、もう何年も職につかず、
障害者手当てをもらって暮らしていて、ウィッチのところに転がり込んでからは、彼女が「障害者ヘルパー」ということになって、
二人合わせたら、普通に働いても稼げないほどのお金を政府からもらって、当の障害者本人は夕方になると頭痛が不思議と消えるらしく、パブに入り浸たる毎日。

昼間は寝ていて何もしないし、4人の子供をかかえたような生活にウィッチもさすがに切れたのか、
最初の事件は忘れもしない、3月13日に起きた、、、、、


それまでは、子供たちを送り返す時間を守らないと5分置きに電話してきたり、
うちに来ない週末、外出に誘ったりすると、「今週は『私の週末』だから」と、子供たちを家に閉じ込めたり、
子供を使って自分の権利を主張してきたのに、この日時間通りに送っていくと家はからっぽ。

電話で問いただすと二人してパブにいたようで、今日はうちで預かってくれって言うじゃなーいの。
でもうちは2LDKで、芳江と花子は4畳に2段ベッド、太郎はリビングのソファで寝ていたから、
次の日学校がある日は芳江は特に家に帰って自分のベッドで寝たがった。

かたくなにウィッチが「今日はお父さんのところに泊まれ」って言う中、
なんで自分よりパブを選ぶのか理解できない芳江は泣きじゃくりだして、最後はハニーと私がなだめてうちに泊まらせた。
それから1週間、ウィッチは連絡をしてくるでもなく、気持ちが落ち着いた芳江から話をして家に帰っていった。

この1週間は東日本大震災の直後で、それでなくてもニュースにかじりついて、不安で悲しくて、心身ともに疲労してたのに、
傷ついてる芳江のために明るく振舞ったり、まーあとは家事が増えたりして、体調を崩した。


数日後にスーパーでウィッチにばったり会ったら、
「ご家族大丈夫~?とっても心配してたのよー」と白々しく言いやがった。
「大丈夫です。どうもありがとう~」と笑顔で答えつつ、「その割には自分ごとでいっぱいで子供を押し付けてきましたねー」と
内心ふつふつと怒りが沸いて、この人間は好きじゃない、という気持ちが強くなった。


後で分かったのは、パブで飲んで遊んでいたわけじゃなくて、別れ話をしていたということで、
それからひと月、別れるの別れないの、書くのもくだない子供の喧嘩みたいのを繰り返し、彼氏はいったん出て行った。



真ん中の花子は今年15歳。お父さん子だったこともあって、離婚当初から母親とはうまくいかなくなってた。

即行彼氏が住み着いたことも、二人とも働かずに家事も子育てもほぼ放棄(家はゴミだめ!の話はまた今度、、、、)なのも、
彼氏の「頭痛」のために、家では常に静か行動するってルールも納得ができなくて、
家出をしてきたり、追い出されてきたりする事件を何度か繰り返して、そのたびに「お父さんと住みたい」って言ってたんだけど、
兄妹を隔てるとか、養育費の問題とかがからんでくるので、ハニーはもう少し大きくなって、物事が判断できるようになるまで、選択はさせないでいた。


彼氏がいったん出て行ったとき、母親をささえたのは花子だった。
買い物に行って、お風呂をためて、下の子の面倒をみて、彼氏が出て行くためのお金を請求してきたときも、
お母さんをかばって交渉してあげた。

大変な思いをして、やっと母子の関係を築き直せる!と思ったところだったのに、
ひと月もしたら彼氏が戻ってくる、という話が出て、花子は本当にうちのめされた思いだったと思う。

「彼氏が戻るなら、私は出て行く」と宣言していたから、私たちもさすがに子供を選ぶだろう、と思っていたんだけど甘かった。

花子が友達とキャンプに行った数日の間に、忍び込むみたいに彼氏が戻ってきた。
キャンプから帰ってきた花子はあまりのショックに母親を罵倒して、その日のうちに荷物をまとめてうちへやってきた。
かける言葉もないくらい落ち込んでいて、これが親権を主張した母親のすることかと思った。


私は、これまでのハニーとの関係の中で一番のチャレンジになるなー、と思ったけど、
ハニーの一部として彼女を受け入れる覚悟を決めた。
なんとなく大人として、関わった以上手助けをする責任があるように思えたから。

花子はずっと学校ではトップクラスの優等生で、べっぴんで明るくて、外からみたらそりゃ~もうよくできた娘なんだけど、
この1年で友達のタイプが怪しくなりだし、成績も落ちて、家庭内のごたごたが影響してるのは明らかだった。

ハニーは道を逸れ出した花子にいきなり厳しくしようとしたけど、私は、今は傷ついて、それこそ「母親」が必要な時だから、
しばらくは話を聞いて落ち着かせて、ここに居場所を作ってあげるべきだ、って言った。

3人暮らしになってそろそろ5ヶ月。公的な手続きも済んで、お互いの存在にも慣れて、
生活が安定したことで、厳しく言わなくたって学校のことをちゃんとやるようになった。


結局彼氏も再度出て行って、それから3ヶ月かかったけど母子の関係は若干修復に向かって、
たまにお母さんのところに泊まりにいくまでに回復。


はーーー、これで一安心!



、、、、、、、、、と思ったのはほんとうにつかの間、、、、、、、、、だった。
(こっからが今日の本題だったのに、なっがい前置き!)



鼓膜チューブ手術後、感染を起こし(涙)数日前から耳痛と頭痛がしてたから、昨日緊急で病院にいったんだけど、
バーイ!と出ていった時はハニー1人だったのに帰ってくると、太郎、花子、花子の友達×2が、うちのせっまい空間にひしめき合って、
みんな興奮状態でいっぺんに話し出した。

初めはなにがなんだか状況がつかめなかったんだけど、パズルの断片のような話を聞いていくと、、、、、


前日の夜、太郎が夜食を作ろうとキッチンへ下り、

目玉焼きとはどーしてつくるのか、と単純な質問をウィッチにしたところ、

彼女は最近夢中のミステリーマンとの電話に忙しく、リビングのドアをばたんと閉めて無視。

むかついた太郎が無理やりドアを開けると、

ウィッチは太郎の腹と顔にパンチ!

更なるパンチを食らうまいと、

太郎はウィッチの腕をつかみ、キッチンのキャビネットに押し付けたことで、

ウィッチの腕にはくっきりあざができ、

「もう明日うちには戻ってくんな!」っと進展、

今日太郎がカレッジから帰ると、太郎の持ち物が前庭に投げ捨てられ散乱していた、、、、

切れた太郎はそこらじゅうのものに当たり出し、

芳江の自転車を破壊、

おびえた芳江はハニーに泣きながら電話をして、

その直後に太郎はうちに息をきらして入ってきて、

「犬がいなくなった」と一言。

争いごとの大嫌いなブリンダスは、裏庭の垣根の隙間から逃げ出し、

たぶんハニーを探しに、、、、、

車ががんがん通るハイストリートでの目撃情報を元に、

ハニー、太郎、花子、友達2人がばらばらになって町中を捜索。

太郎のことでいっぱいいっぱいのウィッチは、この時点でも犬が失踪したことに気づかず、

1km離れたガソリンスタンドの前で通りすがりの男性に確保され、

ハニーが車で迎えにいって一件落着。

遅れてうちにやってきたウィッチ、

車に轢かれて今頃死んでたかもしれない、と相当頭にきてるハニーに、

「太郎のことがなきゃこんなこと起こらなかった」 (ほんとにー?)ともちろん悪びれず、

ブリンダスを引きずって帰っていった。



これ、私がいない1時間の間にすべて起こったらしいんだけど、、、、、


花子が家を出たあたりから、太郎と母親の関係も悪化していて、
暴力沙汰にまで発展したのはこれが最初だけど、口論が続いて、夜中にハニーが収集をつけに呼びつけられたことも何度かあった。
(ハニーに対して家に立ち入り禁止の裁判所命令を出させたのはどこのだれだったか?)


ウィッチは「太郎が敬意を持って、本気であやまってこない限り家には入れない」っていうし、
太郎はもう戻らないって言うし。

何度も言うけど2LDKだっつうのに、コブが増えた、、、、。

長期的に2人ここに住むのは無理だけどね。
今はまだ具体的なことを話す時期でもないので、しばらく様子見。


太郎は年齢的に独立心が沸いてきて、親離れの時期ってのもあるんだろうけど、
カレッジに行って、バイトして自分のお金を稼ぎ出して、
自分の母親の生活に疑問が出てきたのが衝突の一番の原因なんだと思う。

「敬意を持て」って、持てるような行動をしないとねぇ。
次の男に浮かれて、ハイスクールに上がる芳江の制服買うを、入学の前日まで忘れてるようじゃ、無理じゃない?


出会ったころのハニーは、ウィッチに何もかもとられて、ちょっと自暴自棄になってたんだけど、
もし元嫁がハニーの言うようにひどい人なら、子供たちが大きくなってからいろんな矛盾に気付いて、
彼女はきっと最終的にみんな失うよ、ってことを私は言い続けてきた。

結局上の二人は愛想をつかしたし、犬も家に来るのを止められないし、
芳江はまだ幼いから、お母さんがかわいそうと思ってるけど、
きっとそのうちなんで自分はぼろの服を着て、文房具すら買ってもらえないのか、疑問を抱きだすと思う。
(もちろん気付いたら、うちで買う)


子供たちの立場になると心が痛むけど、ハニー(プラス私☆)っていう受け皿があるし、
ウィッチに関してはそれみたことか、と鼻で笑ってやる!


まぁ、私の計画ではもうちょっと後で、みんな自立した頃にそうなってくれるはずだったんだけど、、、、、、

売った恩はいつか戻ってくると思って、がんばれー私。







最後まで読んでくれてありがとー。
あーすっきりした!
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コメント

テレビドラマみたいな話やな・・・。
ウィッチはなんでそんな女なんやろ?
ユアハニーはなんでそんなんと一緒になってたんやろ?
子どもがいる間は子どものことを最優先に考えなきゃだめよね。

ほんとね、10代で精神的成長が止まっちゃったような人で。
それで本人は幸せなんかな?と見下げてないと関わってられない。

マイハニーがトラップにはまった話は、
長くなるのでまたブログで書くよ~。



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Jaro

Author:Jaro
「お世話になった設計事務所を辞め、家族と友人に後ろ髪を引かれつつ勉強+骨を埋めに英国へ行って参りま~ス」してから早7年。
相変わらず行き当たりばったり、流れに任せて生きる。
今年こそドクターになるぞー、、、

片割れ: ハニー
継子1: 太郎 (20)
継子2: 花子 (18)
継子3: 芳江 (14)
継犬:ブリンダス・エバンス(享年13才)

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